自作パソコンの組み立て方!

前回→パソコンパーツの選び方の続きです。

今、最善のパソコンパーツの選び方は私自身が下のリンクで紹介していますので参考に選んでください。
初めての方は全く同じ組み合わせを推奨します。

今、最善の自作パソコンの組み合わせ!

パソコン完成図

では実際にパソコンを組み立てていきましょう。

道具
・プラスドライバーのみ

パソコンを組む時は自分の静電気に注意してください!故障の原因となったりします。
必ず作業の前に窓枠などに触れて自分の静電気を外に出してから始めてください!

マザーボードにCPUをはめ込む

動画

届いたCPUとマザーボードを開封し、CPUをマザーボードのソケットへ入れます。

※CPUの裏側とマザーボードのソケットは、小さな針の山のようになっていて繊細なので、くれぐれも安易に触らないようにしましょう。

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黒カバーと銀色の固定カバーを外し、CPUとソケットの向きに注意して乗せます。

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CPUを乗せたらサイドレバーをしっかり下ろします。これが下りない場合はCPUの向きを間違えている可能性があります。

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こんな感じになります。

CPU

CPUにCPUクーラーを取り付ける

CPUクーラーの裏のグリスの面をCPUと合わせるように取り付けます。
CPU付属のクーラー(リテールクーラーという名前です)の場合、事前にCPUクーラーの周囲にある4箇所の杭(くい)のようなものがあるので、黒い棒芯を引き伸ばして、マザーボードへ挿す側の黒い棒芯は引き伸ばされて入っていないような状態にしておくとスムーズに入ります。

※CPUクーラーはCPUに付属しています。クーラーの裏にグリスという電導率を高めるボンドのような灰色の粘液が最初から塗布されています。そのグリスの面をCPUの上に合わせます。

CPUクーラー

CPUクーラーの周囲には4箇所の杭(くい)のようなものがあります。
マザーボードの穴に合わせて、押してから、回せば、ねじ込むように装着できます。

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マザーボード上のCPU FANコネクタにCPUクーラーの電源コネクタを接続しておきます。(大体CPU FANのコネクタはCPUの近くにあります。)
これをやってないとCPUが熱暴走して動かなくなります。

CPUファンコネクタ接続

マザーボードにメモリを挿し込む

動画

メモリソケットはマザーボードの一番細長いソケットで、2つ~4つ程並んでいます。

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左右のレバーを開いた状態で、向きを合わせてまっすぐに挿し込みます。
左右に軽く力を入れて均等に挿し込むようにするとカチッと音がして左右のレバーが閉じます。
デュアルチャンネル(メモリが2つある)場合は、マザーボードの対応するソケットに2つ挿してください。
多くは分かりやすく1つ飛ばしに同着色してあったりします。同じ色のソケットに挿れるとデュアルチャンネルになります。(マザーボードで異なるので一応要確認)

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レバーを締めます。

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PCケースに電源を取り付ける

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動画

ケースに最初に取り付けるのは電源です。ケースを開いて電源を取り付けます。

電源装着1

外側からケース付属のネジで締めます。

電源装着2

こんな感じになります。

電源装着3

PCケースにマザーボードを取り付ける

マザーボードに付属しているカバーパネル(バックパネル)をケースに装着します。ケースの内側から外側へ貼り付けるように取り付けます。

マザーボードのカバーパネル

ケースにマザーボードを取り付けます。(カバーパネルの端子の余分なでっぱりは多少折り曲げて構いません。)
ケースに専用のスペーサーと呼ばれるマザーボードの台座用のネジのようなものが付いているはずなので、それをケースに取り付けてから、マザーボードを乗せます。ネジの位置は大体ぴったり合うはずです。
マザーボードに付属しているネジで穴を締めていきましょう。

ケースにCPUを取り付ける

ケースの配線をマザーボードにつなぐ

ケース前面から伸びているオーディオポートをつなぎます。
AC’97とHD Audioと端子に書かれていますが、97は古く、HDは新しいです。HD Audioを挿しましょう。

動画

マザーボードの端の方に端子があります。

オーディオポート

ケース前面から伸びているUSBポートをつなぎます。

動画

マザーボード側に「USB」と書いてあるので分かりやすいです。

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PCケース前面から伸びている電源スイッチ・LEDなどを挿し込みます。

動画

端子はマザーボードの端の方にあります。

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起動ボタンであるパワースイッチ(POWER SW)、リセットするためのリセットスイッチ(RESET SW)、アクセスランプであるHDD LEDを挿し込みます。
リセットスイッチやアクセスランプは挿さなくても、パワースイッチ(POWER SW)さえ挿してあれば起動はしますが、一応挿しておきましょう。
マザーボードにQ-Connecter(※)が付属していれば分かりやすいので活用しましょう。

※Q-Connecter(マザーボードに付属していれば使いましょう)
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マザーボードの説明書に端子が書いてあります。
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なければ直接挿し込んでもいいです。
マザーボードによって接続端子の場所は異なるので要確認してください。

このマザーボードの場合、
ハードディスクのアクセスランプであるHDD LEDと、パワーが入るPOWER SWと、リセットボタンのRESET SWがあります。
電源スイッチ・LED2

こちらが裏です。パワースイッチのアクセスランプであるPOWER LED+とPOWER LED-を挿し込みます。
電源スイッチ・LED

電源とマザーボードを配線で繋ぐ

動画

電源コネクタ(ATXコネクタ)は大きく2本あります。
横幅の大きい電源コネクタに加え、4ピンや8ピンの電源供給コネクタが必要になります。

下が4ピンコネクタです。
8ピンで合体していることがありますが、その場合は2つに割れるように出来ています。マザーボードに応じて4ピンか8ピンに合わせましょう。

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マザーボードのCPUの近くに4ピン(あるいは8ピン)のコネクタはあります。

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挿し込みます。

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横長の電源コネクタ(ATXコネクタ)はマザーボードの端の方にあります。奥までしっかり挿し込みましょう。

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PCケースに光学ドライブを取り付ける

動画

ケースに引き出しのように光学ドライブを入れます。
ケースの後ろから入れるもの、フロント(前)から入れるもの、ケースに応じて様々です。
最近はPCケースに付属の「レール」をネジで固定させてからスライドさせて入れる方式のものが多いです。

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動画

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ケースの前面から見るとこのような感じです。

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ケースの横からネジを回して固定します。(レール型の場合はスライドさせて装着させるだけでいいです。)

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反対側も。

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マザーボードにIDEケーブルを接続します。マザーボードの端の横側面にあります。

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光学ドライブにIDEケーブルを接続します。

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(補足)
最近の光学ドライブだとIDEケーブルより下のようにSerialATA(シリアルATA)で接続するタイプが多いです。
次の項目である「PCケースにハードディスクを取り付ける」のやり方と同じようにマザーボードのシリアルATA端子に挿してください。

光学ドライブSerialATA

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(補足終わり)

光学ドライブに、電源から伸びている電源コネクタ4ピンを接続します。
電源から電源コネクタ4ピンはいくつもタコ足のように生えていますが、基本的にどれを使ってもいいです。使うのは必要最低限にしておきましょう。

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このような感じになります。

光学ドライブCDDVD

PCケースにハードディスクを取り付ける

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ハードディスクの側面にケース付属のネジを取り付けます。
こちらも最近はPCケースに付属の「レール」をネジで固定させてからスライドさせて入れる方式のものが多いです。

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両サイドに取り付けました。

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ケースに引き出しのようにハードディスクを入れます。
ケースの後ろから入れるもの、フロント(前)から入れるもの、ケースに応じて様々です。

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電源から伸びている電源コネクタを接続します。

動画

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マザーボードにSerial ATA(シリアルATA)ケーブルを接続します。

動画

端子はマザーボードの端の方にあります。コネクタはいくつもありますがどれでもいいです。
マザーボードのATA端子の近くにATA番号が書いてある場合は数字の若い順に端から挿していけばいいです。

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ハードディスクにSerialATAケーブルを挿し込みます。

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こんな感じになります。

ハードディスク取り付け

マザーボードにビデオカードを取り付ける

マザーボードにビデオカード(グラフィックボード)を取り付けます。

ビデオカードグラフィックボード

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PCI Express x16というスロットがCPUの近くにあります。
背面のベゼルを取り外して、カードのスロットに合わせてしっかり押し込みます。
(マザーボードをオンボード[=ビデオカードなし]で使うと決めている場合はビデオカードは不必要です。)

ビデオカードグラフィックボード端子

ケースファンを接続する

背面ケースファンから伸びている端子と、電源から伸びている電源コネクタ4ピンを接続します。

ケース背面CHAケースファン

ケースファンコントロール端子を接続します。背面のバックファン近くに1つあります。
CHA FANやSYS FANなどと書かれたコネクタがある場合は対応するファンを接続できます。

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前面のフロントファンも同じように、ケースのフロントファンから伸びている端子と、電源から伸びている電源コネクタ4ピンを接続します。

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ケースファンコントロール端子を接続します。背面側とはまた別の前面のフロントファン近くにあります。
CHA FANやSYS FANなどと書かれたコネクタがある場合は対応するファンを接続できます。

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これでパソコン内の配線が完了しました!

パソコン配線完成

パソコンにディスプレイを繋ぐ

PCケースの背面の端子にディスプレイを繋ぎます。
古いタイプだと白くて穴がたくさんあるDVI-D端子か、新しいタイプだとHDMI端子に接続します。
以下の画像はHDMI端子に接続しています。

ディスプレイ端子

PCケースの背面の端子にディスプレイの音量ケーブルを接続します。
大体、青か緑の相互のカラーになっています。片方はディスプレイに接続してください。

音量端子

パソコンにマウス・キーボードを繋ぐ

もうほとんどのキーボードとマウスは無線が普通です。
PCケースの背面のUSB端子にそれぞれ2つとも接続しておきましょう。

キーボードとマウス

パソコンにLANケーブルを繋ぐ

内蔵の無線LANを使う場合は必要ないですが、有線の方が速度が格段に速いのでオススメします。
有線の場合はPCケース背面にLANケーブルを接続しましょう。

LANケーブル

パソコンにコンセントを繋ぐ

パソコンに電源に付属していた電源コンセントケーブルを挿し込みます。
片方は部屋のコンセントに挿します。
今後、パソコン内部のパーツを交換したりする時には、安全のために必ずスイッチを切ってから、このコンセント端子を抜いて作業しましょう。

コンセント

これで完成です!

電源のスイッチをオンにして、パソコンのフロントスイッチを押してみましょう。

OSをインストールする

ここからWindowをインストールする方は以下のページを参考にしてみてください↓

Windows10を新規クリーンインストールする手順
https://amapc.p2pzen.com/windows/windows10-cleaninstall

各種チップセット・ドライバのインストール

OSをインストールしたら
マザーボードに付属していたCD
ビデオカードに付属していたCD
光学ドライブに付属していたCD(あれば)

をそれぞれ光学ドライブのCDトレイに入れてインストールしていきます。

これらをそれぞれのパーツの「ドライバCD」と言います。

ドライバCDは、日本語であっても英語であっても、ほとんど「はい」「Yes」「Next」のいずれかの選択肢を押していけば自動的に完了します。

その後に、Windows Updateを行って、パソコンをネット上で最新のものにアップデートさせましょう。

おわりに

・・いかがでしたでしょうか。

意外にやってみると簡単で面白いものだと思います。

ここをスタートラインとして今後自分なりにパワーアップさせていきましょう。

今、最善のパソコンパーツの選び方は私自身が下のリンクで紹介していますので参考に選んでください。

今、最善の自作パソコンの組み合わせ!